エクセルで小数点以下の四捨五入,切り捨て,切り上げを計算する(消費税・小数点以下・端数のまるめ)

更新:2021/6/11

難易度★★☆☆☆

エクセル(Excel)関数で四捨五入・切り捨て・切り上げを計算(消費税・小数点以下)
エクセル(Excel)関数で四捨五入・切り捨て・切り上げを計算(消費税・小数点以下)

Excelで小数点以下や1円未満の端数を四捨五入・切り捨て・切り上げで計算する方法を画面付きで解説。実務でミスしないよう関数を使わなければいけない理由やセルの書式設定を注意点も解説しています。

 

見積書・請求書の消費税の計算、料率を掛け算で計算した手数料などの小数点以下、1円未満の端数をまるめる際の参考にしていただけます。 

質問

エクセル(Excel)で請求書の小数点以下を四捨五入で計算する関数は何ですか?


いやぁ 四捨五入するエクセル関数があるって聞いたことはあるけど使い方がわからなくて・・・

掛け算で小数点以下があってもそのまま使ってる・・・

セルの書式設定で小数点以下をゼロにするだけじゃダメなの??

 

エクセル(Excel)実務研修の受講者の方から、こんなお声や質問を受けます。

小数点以下の数字の取り扱いは、長年エクセル(Excel)を使っている人でも間違った認識で使っている人がいて要注意です。

 

セルの書式設定で小数点以下をゼロにしてもダメなんです。

その理由と正しい計算方法をしっかり解説していきましょう。


回答

小数点以下を四捨五入で計算する関数はROUND関数です。

エクセル(Excel)で作る見積書や請求書で消費税の小数点以下(端数)を四捨五入で計算したい

料率を掛け算で計算した手数料などの小数点以下(端数)を四捨五入したい

 

そんな時はROUND関数を使います。

Excel関数を使わなければいけない(セルの書式設定ではダメな)理由とは?

エクセル(Excel)シート内のセルの中に「123.456」と入力したとします。

何も書式を設定しないとそのまま「123.456」と表示されます。

 

セルの書式設定を開き、図のように数値を選択し小数点以下をゼロにしてみましょう。

 

結果はどうなりますか?

 

「123」と表示されますよね?!

本当に小数点以下の端数は四捨五入されたのでしょうか??

数式バー内を見てください。

小数点以下の数字は残ったままです!

 

つまり、さきほど入力した「123.456」はそのままなのですが、セルの書式設定で四捨五入したように見せているのです。

 

つまり! これは見せかけです。

 

セルの書式設定の表示形式は、その言葉通り見た目(表示)の形式を変えることができる機能です。

 

だから、セルの書式設定を使っても実際のデータは四捨五入されず小数点以下は残ったままになっています。

エクセル(Excel)関数のROUND関数を使ってきちんと四捨五入する必要があります。

小数点以下を四捨五入で計算するのはROUND関数です

Excelで小数点以下や1円未満の端数を四捨五入するROUND関数は次のような式になります。

 

=ROUND(数値、桁数)

 

数値は四捨五入の対象となる数値です。

この例では金額合計ⅹ8%なので「G15*F16」と指定しています。

 

そして桁数は「0(ゼロ)」。

 

たまに「桁数にはゼロを入れる」と覚えてる人がいますが、 それは間違いです。

 

どこで丸め処理をするかで、桁数に入れる数値が変わってきます

 

 

わかりやすいように、たとえば123.456という数字を ROUND関数を使って四捨五入するとします。

 

小数点以下を四捨五入する場合は 桁数に「0」を入れ「=ROUND(123.456,0)」となり、結果は123です。

 

小数点1位以下を四捨五入する場合は 桁数に「1」を入れ「=ROUND(123.456,1)」となり、結果は123.5です。

 

小数点2位以下を切り捨てる場合は 桁数に「2」を入れ「=ROUND(123.456,2)」となり、結果は123.46です。

 

また 桁数に「-1」を入れ「=ROUND(123.456,-1)」という式にすると、結果は120に。

 

桁数に「-2」を入れ「=ROUND(123.456,-2)」という式にすると、結果は100になります。

 

これも覚えておくと大きな数字の時に便利ですよ!


小数点以下を切り捨てで計算するのはROUNDDOWN関数です

Excelで小数点以下や1円未満の端数を切り捨てるROUNDDOWN関数は次のような式になります。

 

=ROUNDDOWN(数値、桁数)

 

数値は切り捨ての対象となる数値です。

この例では金額合計ⅹ8%なので「G15*F16」と指定しています。

 

そして桁数は「0(ゼロ)」。

引数の数値と桁数の考え方は先ほど解説したROUND関数と同じです。


小数点以下を切り上げで計算するのはROUNDUP関数です

Excelで小数点以下や1円未満の端数を切り上げるROUNDUP関数は次のような式になります。

 

=ROUNDUP(数値、桁数)

 

数値は切り上げの対象となる数値です。

この例では金額合計ⅹ8%なので「G15*F16」と指定しています。

 

そして桁数は「0(ゼロ)」。

引数の数値と桁数の考え方は先ほど解説したROUND関数と同じです。